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商品ページが止まったとき、
最初にやること

薬機法・景品表示法による出品停止/商品ページ削除。通知が届いてから72時間の動き方を、モール側の実務に沿って整理しました。

01

通知に違反箇所が書かれていない理由

「ポリシー違反により出品を停止しました」「ガイドラインに抵触するため商品ページを削除しました」。届く通知に書かれているのは、ほぼここまでです。どの一文が、どの法令のどこに当たるのかは示されません。

理由は単純で、モールは法令の解釈を出品者に提示する立場にないからです。個別の表現について「これは薬機法68条の未承認医薬品の広告に当たります」と書けば、それ自体が法的判断になります。だから「規約に違反しています」で止まります。

結果として、出品者は該当箇所を自力で探すことになります。ここで多いのが、目についた表現だけ直して再申請し、また差し戻されるという往復です。1回の差し戻しで数日から数週間、売上が止まったままになります。

02

やってはいけない初動 3つ

1. 該当しそうな語を消して、すぐ再申請する

一番多い失敗です。表面の語だけ消しても、構成が残っていれば同じ判断になります。たとえば「症状 → 成分不足 → だから本品」という流れは、個々の語を穏当にしても構造として残ります。そして再申請の回数が増えるほど、審査は慎重になります。

2. 商品ページの本文だけ見る

本文を整えても、商品名・検索キーワード欄・meta description・画像のaltに古い表現が残っていることが非常に多いです。書くときの意識から外れやすい場所だからです。これらも本文と同じ「表示」として扱われます。広告に当たるかどうかは掲載場所ではなく、顧客を誘引する目的があるか、商品名が明らかか、一般の方が見られる状態か、で決まるためです。

3. 同じ表現を使っている他店を根拠にする

「他社も書いている」は通りません。止められていない店は、適法だからではなく、まだ指摘されていないだけということが普通にあります。逆に言えば、同じ表現で複数店が並んでいる状態は、まとめて処理される前段階でもあります。

03

最初にやること — 証拠の保全

停止された時点で、元の商品ページは見られなくなります。何をどう直したかを説明する材料が消えるということです。再申請では「どこを、なぜ、どう直したか」を書くことになるので、元の状態が手元にないと組み立てられません。

通知が届いたらすぐ保存するもの

  • 通知文の全文(メール・管理画面のメッセージ両方。スクリーンショットでなくテキストで)
  • 停止された商品ページの全文。商品名・キャッチコピー・説明文・検索キーワード欄・画像内の文字まで
  • 同じ表現を使っている自社の他商品の一覧(横展開している場合、そこも止まります)
  • 通知の日付と、それまでのやり取りの履歴

管理画面から消える前に取ってください。数日経つと編集画面ごと開けなくなることがあります。

04

どこが引っかかったかの探し方

健康食品・化粧品・雑貨のECで実際に多いのは、次の4つの型です。順に見ていくと当たりが付きます。

具体例
疾病・症状名こむら返り/偏頭痛/腰痛/不眠。化粧品や食品で言える範囲を超えます。商品名に裸で並べているケースが最も多い
予防・防止「〜対策」「〜防止」。症状名より一段重くなります。疾病の予防をうたったことになるためです
身体機能への作用「〜の働きを助ける」「〜を整える」。「サポート」も、かかる先が体の機能だと同じ扱いです
根拠のない最上級「No.1」「ランキング1位」「日本初」。順位そのものが事実でも、対象範囲・集計期間・出典がなければ問われます

このうち疾病・症状名は、単独の語だけを見ても判断できません。同じ「頭痛」でも、医薬品では承認された効能として書けます。製品の区分によって適法性が反転するので、まず自社の商品が化粧品なのか、医薬部外品なのか、食品なのか、雑貨なのかを確定させるところから始めます。

05

モール別の窓口と再申請

停止の解除は、モールごとに窓口も進め方も違います。共通しているのは、直したことを伝えるだけでは足りず、何をどういう基準で直したかを説明する必要があるという点です。

再申請文に書くこと

  • 指摘を受けた箇所の特定(どの文言か)
  • それがなぜ問題だったかの認識(法令名と条文まで書けると通りやすい)
  • 修正後の文言(変更前後を並べる)
  • 同種の表現を他商品でも点検した旨と、その結果
  • 再発を防ぐための社内の確認手順

最後の2つが抜けている再申請をよく見ます。モール側が気にするのは「この出品者はまた同じことをするか」なので、1商品だけ直しても評価は上がりません。横展開の点検まで書いてあると扱いが変わります。

06

止まる前に手を打つ場合

まだ止まっていない段階であれば、やることはひとつです。本文だけでなく、商品名・検索キーワード欄・meta・画像altを同じ基準で見直すこと。止まってから直すより、圧倒的に安く済みます。

同業が止められたのを見て不安になった、というのが一番いいタイミングです。同じカテゴリで同じ表現を使っていれば、順番が来るのは時間の問題だからです。

自力で探すのが難しいときは

833ルール・30法令のデータベースに照らして違反箇所を特定し、
修正文と再申請文書までお作りします。ご相談とお見積りは無料です。

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